文化庁新進芸術家海外研修制度で渡ったフィンランドで初めて制作した作品。フィンランドに渡ったのは、直前までの絵画をモチーフに制作していたことから離れ、別の方法で絵画について考えようという思いがあったためだった。絵画をモチーフする前は、日常目にする情景から絵画的に見えるものを選んで写真のモチーフとしていた。特に2007年頃からは、森と水面をたびたびモチーフとすることがあった。視野をあるもので統一的に支配された時、人はその情景に絵画性を見出すのではないかという思いがあり、森や水面にそうした思いを重ねていた。そのことを思い出し、実際に美しい森と湖があるフィンランドに渡った。しかし、実際の森の中に身を置くと、森の姿に圧倒され、今までのようにそれを立体で表現することは迂回的に感じられるようになった。その感覚を表現する最適な方法を探る中で、まず取り組んだのが鉛筆によるドローイングだった。
(22-16) TOURUVUORI
2022年
60×85cm
ファブリアーノ紙、鉛筆
作家蔵
文化庁新進芸術家海外研修制度で渡ったフィンランドで初めて制作した作品。フィンランドに渡ったのは、直前までの絵画をモチーフに制作していたことから離れ、別の方法で絵画について考えようという思いがあったためだった。絵画をモチーフする前は、日常目にする情景から絵画的に見えるものを選んで写真のモチーフとしていた。特に2007年頃からは、森と水面をたびたびモチーフとすることがあった。視野をあるもので統一的に支配された時、人はその情景に絵画性を見出すのではないかという思いがあり、森や水面にそうした思いを重ねていた。そのことを思い出し、実際に美しい森と湖があるフィンランドに渡った。しかし、実際の森の中に身を置くと、森の姿に圧倒され、今までのようにそれを立体で表現することは迂回的に感じられるようになった。その感覚を表現する最適な方法を探る中で、まず取り組んだのが鉛筆によるドローイングだった。
展覧会歴