研修中、新たな表現を探してエッチングの実験をしていたが、なかなか良い方法が見つからない日々を過ごす中、工房の技術指導員だった石山直司氏からドライポイントの制作を勧められ、初めて試みたドライポイント作品。 石山氏の行なっていたドライポイントは、日本で私が抱いていたドライポイントのイメージとは全く異なり、ドライポイント特有のバー(まくれ)による線の滲みも少なく、スムーズなトーンを用いて正確で精緻な描写ができていた。また、私の知るドライポイントでは、刷るたびにバーが潰れ多くのエディションを刷ることが困難だったが、このドライポイントでは、エディションによってイメージに変化が起きる(プレスの圧によってイメージが壊れる)ことがないことも驚きだった。 初めてそのドライポイントを試みるにあたって、スムーズなトーンと描写を確認でき、身近で描きやすいものとして自画像を描くことにした。
(22-20) MOUTH, SELF-PORTRAIT
2022年
14.5×11.3cm
BFK紙、雁皮紙、ドライポイント、雁皮刷り
ed.20
1,2/20:個人蔵、 3-20/20:作家蔵
研修中、新たな表現を探してエッチングの実験をしていたが、なかなか良い方法が見つからない日々を過ごす中、工房の技術指導員だった石山直司氏からドライポイントの制作を勧められ、初めて試みたドライポイント作品。
石山氏の行なっていたドライポイントは、日本で私が抱いていたドライポイントのイメージとは全く異なり、ドライポイント特有のバー(まくれ)による線の滲みも少なく、スムーズなトーンを用いて正確で精緻な描写ができていた。また、私の知るドライポイントでは、刷るたびにバーが潰れ多くのエディションを刷ることが困難だったが、このドライポイントでは、エディションによってイメージに変化が起きる(プレスの圧によってイメージが壊れる)ことがないことも驚きだった。
初めてそのドライポイントを試みるにあたって、スムーズなトーンと描写を確認でき、身近で描きやすいものとして自画像を描くことにした。
展覧会歴