フィンランドに渡って間のない頃、ユヴァスキュラの工房の仲間にどこかいい森はないかと尋ねて教えてもらった森。ここはこの後も何度も足を運び、私のお気に入りの森の一つになった。 実際に森に入ると、視野の全てが植物で占められた情景だけでなく、低い太陽の光と雲の流れによる明るさの変化、静寂の中でキツツキが木を叩く音や湿った木の香り、野生のベリー類を摘んで食べながらフカフカの土の上を歩く足の感触など、視覚以外の情報量の多さに圧倒された。最初は視覚だけの素材として森の取材を考えていたが、その情景はそれを成り立たせている周辺のことと切り離せないことを痛切に感じた。
(25-2) LAAJAVUORI JYVÄSKYLÄ, FINLAND, OCTOBER (25-2) ラーヤヴォーリ ユヴァスキュラ、フィンランド、10月
2025年
56×72cm
サマセット紙、雁皮紙、ドライポイント、雁皮刷り
ed.15
1/15:個人蔵、 2-15/15:作家蔵
フィンランドに渡って間のない頃、ユヴァスキュラの工房の仲間にどこかいい森はないかと尋ねて教えてもらった森。ここはこの後も何度も足を運び、私のお気に入りの森の一つになった。
実際に森に入ると、視野の全てが植物で占められた情景だけでなく、低い太陽の光と雲の流れによる明るさの変化、静寂の中でキツツキが木を叩く音や湿った木の香り、野生のベリー類を摘んで食べながらフカフカの土の上を歩く足の感触など、視覚以外の情報量の多さに圧倒された。最初は視覚だけの素材として森の取材を考えていたが、その情景はそれを成り立たせている周辺のことと切り離せないことを痛切に感じた。
展覧会歴